第120回西日本整形・災害外科学会

ご挨拶

第120回西日本整形・災害外科学会を開催するにあたって

 この度、第120回西日本整形・災害外科学会を平成22年11月13日(土)・14日(日)の2日間、佐賀市文化会館で開催させていただきますことを心より感謝申し上げます。第102回の本学会以来9年ぶりの佐賀の地での開催です。

今回は主題として2題を予定しています。ひとつは「スポーツチームに対するメディカルサポート」です。学童期から成人までさまざまなスポーツチームがあり、選手のコンディショニングを保つためには、整形外科的アプローチが欠かせません。そのチームが成果を上げるために整形外科医が重要な役割を担っているのは論を待ちませんが、けがの予防も含め、治療に関してもゴールドスタンダードがすべてに確立しているわけではありません。チームドクターとして係わり合いを持っておられる先生方のご発表をお願いし、有意義な討論ができますことを期待しています。そのなかで演者指定のシンポジウムとして「Jリーグチームに対するメディカルサポート」を討議します。現在九州にはJ2の5チームが活動しており、そのチームにはチームドクターとして整形外科医が従事しています。特に若手整形外科医にあっては、スポーツ整形外科を志すドクターが多く、日頃研修に努めているところですが、その最高の舞台がプロのスポーツ選手を診療することであるといえます。実際に現場でどういう取り組みがなされているか、具体的に知ることでさらに興味が持てるものと思います。さらに特別講演1には、日本サッカー界に多大の貢献をされ、昨年殿堂入りされたJ2サガン鳥栖GM・監督である松本育夫氏をお呼びしています。自身のこれまでの体験や、今後の整形外科医との連携についてお話いただけることになっており、一層議論が深まるものと期待しています。主題のもうひとつは、「各種術後成績不良例に対する検討」としています。手術成績の更なる向上のためには、成績不良例を詳細に検討することが大変重要であり、そこから学ぶことが大切です。豊富な症例をお持ちの施設からの発表を頂き、討論することは、学会員の日常診療に大いに寄与するものと考えています。多くの方のご発表をお願いいたします。

また特別講演2として福島県立医大理事長の菊地臣一先生に「腰痛の病態と治療―新しい概念と戦略―」をお願いしています。またランチョンセミナーとして5名の先生方にご講演を賜ることになっています。

当然のことながら、数多くの一般演題を募集しています。日常診療で経験されたさまざまな症例について、有意義な討議ができますよう、奮って応募していただければと思います。11月の佐賀は秋のおいしい味覚に溢れています。ぜひ多くの方のご参加をお願いいたします。 

2010年7月

第120回西日本整形・災害外科学会
会長  馬 渡 正 明

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第120回西日本整形・災害外科学会事務局
佐賀大学医学部整形外科学教室
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