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ご挨拶

会長 坂口 嘉郎
佐賀大学医学部麻酔・蘇生学 教授

今年度は新型コロナウイルス感染症の流行により、学術集会の開催にも大きな影響が及んでいます。今後の流行状況の予測は困難ですが、来年度の第32回日本臨床モニター学会総会については、2021年4月23日(金)・ 24日(土)に佐賀市のアバンセにおいて現地開催させていただく方針で準備を進めております。感染拡大防止に努めながら、今日的学術集会の形式を模索しつつ、参加者にとって実りあるものとなるよう運営していく所存です。

今回のテーマは「拡大するモニターの可能性」としました。モニター関連の医療機器は精度と安定性や低侵襲性が追求され、日進月歩の進化を遂げております。生体情報モニタは多くの情報を分かりやすく統合的に表示できるようになり、患者管理を支援する機能が向上しました。今後はAI技術などにより情報の解析や判断、予測などの機能が付加されることにより患者支援がもう一段、高度化すると予測されます。また、遠隔モニタリングやロボット支援手術、拡張現実を応用したナビゲーションなどがさらに充実することにより、リアルタイムに患者監視・医療支援するシステムがますます進化していくことでしょう。今回の学術集会では、日頃の臨床経験や研究成果を持ち寄り、エビデンスを踏まえて様々な角度から科学的に検討するとともに、モニターの新しい可能性を検討する機会にしていただきたいと考えております。

当学会は多くの専門領域の医師、歯科医師、薬剤師、看護師、臨床工学技士などが参加しています。また、臨床に従事する者と医療機器の提供者がそれぞれの立場から「臨床モニター」について討議する有意義な場が提供されてきたのも特徴であると思います。今回の集会でもこの良き伝統を踏襲し、専門的立場の垣根を超えた双方向性の対話を促進していただきたいと願っております。

本学会会員および臨床モニターに関心をお持ちの皆様のご参加、ご支援を心よりお願い申し上げます。

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