会長挨拶

2008年11月に九州では初めて大分で、日本フットケア学会セミナーが開催されてから3年、佐賀;葉隠れの土地で、2011年8月に第8回日本フットケア学会セミナーが開催されることになります。

いわゆる<フットケア>は、大切な足を守り、最期まで自分の足で歩けることで、心や体といったその人が持って生まれたもの;性を守るケアです。

今回、佐賀セミナーのテーマは、『足は性(さが)-足と人が生まれながらに持っているもの-』 としました。糖尿病、末梢動脈疾患などが原因の下肢の潰瘍、壊疽に対する下肢救済のための診断と治療を中心に、さまざまな角度から救える足を考えてみようと思います。足に興味をもつ様々な方々が、楽しんでいただける講演、ワークショップ、実践・実技教室を企画しています。

2011年8月末は、26日(金)、27日(土)の両日、福岡で第13回日本褥瘡学会が開催され、ひき続き28日(日)に第8回日本フットケア学会佐賀セミナー開催となります。この週は、Wound healing Weekとなり、日本各地から集まる傷をみる方々の熱い討論が九州の地で行われることでしょう。

佐賀は、2010年秋に公開され、話題となった映画 <悪人>の舞台となった土地で、注目のスポットも会場近くにあります。今まで佐賀の地に来られたことがない方々もこの機会にどうぞ、佐賀の地に降り立ってください。

2011年 夏は、もっともっと熱くなるヒーリング週間となれば、幸いです。

第8回日本フットケア学会佐賀セミナー
会長 上村 哲司
(佐賀大学医学部附属病院形成外科 診療教授)