ご挨拶

第36回福岡救急医学会

学術集会会長 海塚 安郎

(製鉄記念八幡病院 救急集中治療部 部長)

北九州国際会議場(ミクニワールドスタジアム北九州が隣接)で待っています

この度、第36回を迎える福岡救急医学会学術集会を学術集会会長として開催させていただくこととなりました。皆さまにとって楽しく有意義な学術集会とするべく、関係者一同総力をあげて準備にあたっております。

今年は、厚生労働省によって定められた「救急の日」に当たる9月9日(土曜日)に本会を開催することになりました。それに合わせ心肺蘇生法講習会を市民公開講座として、当日の午後に学術集会会場周辺で開催する予定です。

会場の北九州国際会議場は、小倉駅新幹線口(北口)に隣接しており交通の便も良いところです。その北側には、本年3月にグランドオープンしたサッカー場(ミクニワールドスタジアム北九州)があります。参加の合間の息抜きとして、新たな北九州の景観を見学していただければと思います。

今回のメインテーマは「救急医療における重症患者:現状と課題」とさせていただきました。福岡県においても少子高齢化は都市部にも及び、救急医療への需要は年々増大しています。そして、社会が救急医療に求めるニーズは大きく変容し、かつ多様になっています。そのような中、福岡県では地域に根ざした4つの地域メディカルコントロール体制の下、それぞれが特色を持ち救急医療の充実を図って参りました。しかしながら、各地域間の連携、他地域の救急医療の現状を知る機会が無いことも事実です。

そこで学術集会では、救急搬送におけるDNAR (Do Not Attempt Resuscitation) 、重症患者多数発症時の搬送先選択、病院搬送後の集中治療と臨床倫理を中心とし、福岡県の救急医療の現状を確認していただく多彩な企画を準備中です。

問題点の根本的な議論を通じて、未来につながる何かをそれぞれの参加者がつかんでいただけるような学術集会を運営できればと考えています。

救急医療にかかわる多職種の皆さまに、是非多数のご参加とご発表を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。9月9日北九州国際会議場でお待ちしています。

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