第44回中国・四国整形外科学会

ごあいさつ

第44回中国・四国整形外科学会を平成23年11月19日(土)・20日(日)の2日間、松山市総合コミュニティセンターで開催させて頂くこととなりました。教室員および同門一同大変光栄に存じております。本学会の伝統を守り、実りあるものとなりますよう教室一丸となって、鋭意準備に努力しております。

ランチョンは坊ちゃんセミナーとして神奈川リハビリテーション病院整形外科統括部長の杉山肇先生と、近畿大学整形外科教授の赤木將男先生にお願いしております。また、特別講演は名古屋大学手の外科学教授の平田仁先生に「Entrapment neuropathy: 病態に基づく治療戦略」というタイトルでお話をいただきます。主題案としては13題を用意いたしました。その中で関節鏡および脊椎内視鏡手術に関して、各パーツのエキスパートの先生による手術手技のビデオセッションを計画しています。

本学会はこれまで若手の登竜門としての役割を担ってきました。できる限り若い先生方にも魅力のある学会を作り上げるべく、企画を進めております。是非、積極的にご発表頂き、成功への関門を乗り越えていただきたいと思います。

松山は古代より万葉集にも謳われた土地です。額田王の「熱田津に船乗りせんと月待てば 潮もかないぬいまはこぎいでな」という歌に出てくる熱田津(にぎたつ)は松山の三津港であり、斉明天皇の新羅征伐への出発を歌ったものといわれています。

また、現在、松山の地は「坂の上の雲」で熱く沸き立っています。秋山兄弟、子規、漱石らはそれぞれ日露戦争を戦い抜き、日本の俳句、文学界に多大な影響を与えました。彼らの溢れるような明治の気概にならい、整形外科もさらに活力を取り戻したいものです。

豊穣な海と山の幸を楽しみながら、紅葉を愛でるもよし、また学会で疲れた体を温泉でほぐすもよし。是非、学会だけでなく松山を丸ごと楽しんでいただきたいと思います。多数の先生方のご参加を心よりお待ちしております。

第44回中国・四国整形外科学会
会長 三浦 裕正
(愛媛大学大学院医学系研究科運動器学 教授)

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