会長挨拶

会長 森田 茂樹

このたび、第48回日本胸部外科学会九州地方会総会を、平成27年8月6日(木)・7日(金)の2日間、佐賀市の佐賀市文化会館において佐賀大学医学部 胸部・心臓血管外科教室で開催させていただくこととなりました。

本会は、九州・沖縄地区における胸部外科学の普及発展と問題究明を期し、併せて会員相互の親睦を図ることを目的として発足いたしました。九州・沖縄地区の心臓血管外科医・呼吸器外科医・食道外科医が一堂に会する学会です。最新の胸部外科研究の成果が発表、討論される場であり、また教育セッション、セミナー等によって会員の知識、技術レベル向上を図ると同時に若手医師や医療スタッフの教育、研修の場でもあります。本学会が佐賀で開催されるのは、平成元年に当時の佐賀医科大学の伊藤翼教授が会長であった第22回総会、平成6年に佐賀県立病院好生館の吉田猛朗先生が会長をされた第27回総会に次いで14年ぶり3回目となります。伝統ある本学会を久しぶりに佐賀の地で開催するにあたり責任を痛感するとともに、学会を実りあるものにすべく準備を進めております。

今回の地方会総会の教育セッションでは、2017年から始まる専門医制度に合わせて心臓血管外科専門医制度と呼吸器外科専門制度の準備の責任者である、慈恵会医科大学の橋本和弘教授と静岡市立病院の千原幸司副病院長に同じセッションでご講演いただき総合討論していただく予定です。橋本先生と千原先生は心臓血管外科と呼吸器外科、大学病院と一般病院と、それぞれ異なった立場で第一線の外科医として働いておられますので、私達会員が新しい専門医制度を重層的に理解するよい機会を提供できるのではないかと考えております。討論もフロアに開放して行いたいと思っていますので、是非皆様の参加をお願いします。

もちろん学会の活性度は一般演題の質と量によって規定されます。多くの演題の応募をお願いいたします。教室員一同、鋭意準備を進めております。是非会員の皆様が佐賀を訪れられることを祈念申し上げます。

平成 27年3月吉日

第48回日本胸部外科学会九州地方会総会

会長 森田 茂樹

佐賀大学医学部胸部・心臓血管外科 教授

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